山縣 早世

人を喜ばせることが
幸せの原動力

山縣 早世

東京事務所 第1セクション
ディレクター

大学卒業後、音楽業界、広告業界での営業事務を経て、2008年にオフィスワイズに入社。 未経験ながらアシスタントディレクターとして、マスコミ向けイベントの企画・制作及び営業を経験。
2度の育休を経て、今は、後輩社員の育成も行いながら2児のママ兼ディレクターとして奮闘中。

今より大きなことをやるための決断

私は大学を卒業してから、音楽会社とWeb系広告代理店で、営業事務とかデスクっぽいことをしていたんです。在籍していたのはそれぞれ大きな会社だったので、あくまで営業事務という枠から出ることができなくって、そこに若干の物足りなさを感じていたんですね。それで、私はオフィスワイズに知人がいたんですけど、その頃はワイズとして映画の現場が徐々に増えつつある頃で…。そんなタイミングで、知人から映画のイベント制作に興味ある?と声をかけられて…。
エンタメの仕事には常に興味があったので、未経験でも大丈夫?って聞きながら飛び込ませてもらって、2008年から正社員として働かせてもらうことになりました。

元々自分でもライブとか音楽フェスとかのイベントにはよく行ってたし、そういった裏側を知りたいなという気持ちもあったんですけど、この決断には実は別の側面があるんです。
というのも、私はオフィスワイズに入社する少し前に自分の結婚式を挙げてまして…。結婚式では来た人に楽しんでもらう、喜んでもらうということをテーマに決めて、自分たちで演出とか装飾とか色々練りに練って、泣きそうになりながらも準備期間頑張って…。最終的に結婚式当日、来てくれた人達みんなが、私が考えた通りにすごく喜んだり楽しんでくれたのを見て、「ああ、私は人を喜ばせるとか、楽しんでもらうとかそういうことがしたいんだな」って気づいたんです。そう思っていたタイミングだったからこそ、オフィスワイズに素直に飛び込んでいけたんだと思います。

考えて考えて考え抜く

入社してからは先輩から、アイデアを明日までに10個考えてきてとか言われるわけですよ。無い知恵絞って、うーん、うーんって(笑)。
で、その考えるということが日常になってくるとちょっとは脳みそにしわが増えたかなとか、自分の引き出しが1つ増えたかなぁとか思えるわけです。
なんというか、考える練習、脳の筋トレをしていると、仕事だけじゃなく普段の生活でも「あ、これが使える!」とかそういうことに自然と気づけるようになってくるんですよ。
例えば、趣味で、自分がお客として行くイベントとかでも、裏側を創造したり、他のお客さんの反応を見たりといった、違う見方ができるようになったりして、のちのちそれが仕事にも生きてくるという、良い循環につながるんじゃないかと思っています。たとえば、テレビ見てても「このタレントさん、今話題になってるからイベントに呼んだらパブが跳ねるんじゃないかな?とか…」
とにかく考えぬくことで自分の脳が鍛えられていったというのがありますね。

本番の最中に大号泣…

入社して一番思い出に残っている仕事は、ある邦画のプロモーションです。とあるイベントの式典で、飛行機を使った演出があり、それが劇中でも描かれていたんで、イベントでも同じようなことをして、その様子をマスコミの方に撮らせたいと考えたんです。当時日本にある、アクロバット飛行をする飛行機全部を使って、映画を象徴するシンボルというかモチーフを、飛行機から出る煙で空に描くという企画だったんですが、それまでは、イベントホールや宴会場など、決められた箱や枠組みの中での記者会見とか舞台演出で、私なりに経験は積んできていたつもりだったんですけど、ここまで自然を相手にしたイベントは、後にも先にもこのイベントを超えるものは出てきていないです。屋外のイベント経験もありましたが、このイベントは晴れればOKってことでもなく、たとえ晴れても上空の風が強いと煙がさーっと流れちゃって、描きたい形にならないという…。綿密に計画を立てたりリスクヘッジを重ねてはいたものの、事前のテスト飛行や、当日1回だけ行えたリハーサルでも全然上手くいかず、成功するイメージが全く掴めないまま本番を迎えるんですね。でも、本番では奇跡的に、雲ひとつ無い青空と弱風という、絶好のコンディションになってくれて、パイロットの方々の卓越したチームプレイもあり、見事大成功!
この企画は、天気も含めて全ての奇跡を味方につけなきゃ成功しないっていうのもわかっていたので、当初から、ありとあらゆるリスクを考えて…例えば、もし機体のトラブルやパイロットが当日病気で来られず、機体が減ったらこうしようとか、そもそも飛行機が全く飛ばせられなかったらこうしようとか、色々なリスクをあらゆる方向から考えつくして、神経すり減らしながら推進していって…その結果!本番で自分のイメージした通りの絵作りができたので…。本番の最中だというのにディレクター失格なんですけど、大号泣してしまいました…(笑)
さらにこの日は、イベント会場から遠く離れた場所でも空のモチーフが見えていたみたいでSNSで『空に突如現れたあの飛行機雲は何だ!?』みたいにバズってたのも、自分が世の中に話題を提供している!という気持ちよさがありましたね。これは一生忘れられません。

いい意味でのミーハーが会社を動かす

オフィスワイズに入ってきてほしい人ですか?
そうですね、人を楽しませることが好きで、自分も楽しむことができるっていうことが大前提ではあると思うんですけど、その上でいい意味でミーハーな人だと思います。
いい意味でミーハーっていうのは、新しいものが好きだったり、世間で話題になっていることに常に興味・関心が持てる、そういうところにアンテナを張れる人であれば、私みたいに未経験であっても全然やっていけると思います。
私は企画の仕事が好きなので、翌日の新聞にどんな写真で載るかな?とか、自分が記事のキャッチコピー考えてやろう!とか、そういうことを考えながら、何もないキャンバスに自分がワクワクしながらイメージして描いていけるところに、そしてそれを形にできるところに面白みを感じるんです。オフィスワイズは、そういうクリエイティブな仕事に未経験でもやる気さえあれば参加させてくれる懐の深さというか、間口の広い会社だと思います。
なので、ミーハーで、楽しいこと、面白いことに貪欲な人にオフィスワイズの門をたたいてもらって、一緒に働けたらいいなって思います。